20nm以下の粒子測定における世界的リーダー

高速凝縮パーティクルカウンター モデル 3650 (FCPC)

高速 CPC は熱拡散式のラミナーフロー凝縮パーティクルカウンターです。高速 CPC はガスサンプル内の既知のしきい値粒径よりも大きな粒子の凝縮を測定します。この測定装置は他にも蒸気を粒子の上に凝縮することで粒子を桁違いの大きさの粒径に成長させることにより、光学的に (光散乱手法を用いて) 検出するには小さすぎる粒子も検出することができます。高速 CPC は時変系のエアロゾル粒子の凝縮を捕集するための応答時間が短いのが特長です。

高速 CPC では、エアロゾルシージング行うためにエアロゾルのフロー行程に平行平板ジオメトリを用いたユニークな成長管デザインを取り入れています。従来の CPC 成長管は必ず円形でした。特許取得済みのユニークなツーピースのデザインにより、円形プロファイルから平行デザインへの移行が実現しました。この成長管のデザインによりフロー行程が短縮され、わずか 80 ms という目覚ましい 50% 応答時間を実現しています。高速 CPC 内の動作液は n-ブチルアルコールで、液送システムは余分な動作液が溜まらないように設計されています。D50 が 1.9nm であるのに加え、エアロゾルのフロー率は 300ccm で、コンパクトなデザインの 高速 CPC は CPC のデザインに飛躍的な進歩をもたらしています。

高速 CPC の特長

  • 商用利用可能なあらゆる凝縮パーティクルカウンターの中で最速の応答時間です。
    • 50% 応答時間 ~ 80 ms
    • 10-90% 応答時間 ~ 35 ms
    • 時定数 (τ) ~ 20 ms
  • 2.4nm で 50% の検出率です。
  • 比較的高い 300 ccm のサンプルフロー率を実現しています。
  • 信頼性の高い機能的な動作液液送システムにより、動作液の滞留による故障を回避します。
  • コンパクトなデザインです。
  • 蒸気拡散によるラミナーフローオペレーションにより安定した検出効率が実現します。